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9月4日 月曜日 晴れ

 無事に6時過ぎに起きて間に合うように電車に乗った。普段、仕事はPCとネット回線があればどこでも、研究室までは原付5分という生活であり、あまり時間に縛られることなく朝10時前まで寝ている人間なのでツライ。吐きそうである。

 こんなに朝早いのだから、さぞ満員電車であろうと思ったが、京都から大阪へ、さら大阪から西へと向かう電車の場合は、そこまででなかった。まあ終点から終点へという動きだし、通勤ラッシュよりも少し遅かったのかもしれない。で、ターミナルに到着。タクって会場へ向かって10分前到着。良かった、間に合った。あとは発表をきいて自分の番に原稿を読むだけである。

 発表終了。変なサブタイトルをつけたので、それについてのツッコミはいくつかあったが、概ね好評である。意外にゆるい気がしたが、どうなんだろう。でも褒められるのは嬉しいことである。ただ世界への信頼度が低いので何かの罠ではないかと訝ってしまう。

 一件だけ司会の老人が「まず定義してから...」云々とイチャモンをつけてきたのでイラついた。検索してみると学者ではないらしいので、あぁ、と納得。一応、専門学会である。だからこそ、読んでいる前提でコアな話をしたし、しかも定義は一応書いてる。「いや、読んでくれ...」と思うが、もうこういう輩はそこかしこに溢れていると最近理解した。諦めるしかないのだ。どうせ、この御仁、前世は虫だし、いまだ人間としての振る舞いが分からないわけで、さらに来世はせいぜい草とかだから、相手にしても仕方ない。

 ところがどっこい、虫というのはまとわりつく習性がある。昼食時「違和感なくきけておもしろかった」と評してくれた分野第一人者的な無冠の老人(学者ではないが、その研究によって教授らから学者として見なされ一目置かれている人)の横の席が空いていたので、コメントを聞こうとそこに座った。すると飛んで火にいる夏の。

 老師に名刺を渡した手前、いるテーブル全員にご挨拶がてら名刺を渡したら、先の虫が片手で、指でつまんで受け取ったあげく「あぁ、僕のもあげるよ」といった。「ありがとうございます(意訳:いらねぇよ...)」ある先生は、そこそこ有名な某私大の副学長なのに、わざわざ院生ごときの僕をつかまえて挨拶に来てくださり、頭を下げた上で、アドバイスを下さった。また受付のおばさんと思っていた人も、某大学の教授であり「質問があります」と謙遜かつ丁寧に聞いてくださり助言をくださった。このキチガイとはエライ違いである。

 虫の名刺には、何かよく分からない気持ち悪い肩書きが大量に書いてあった。実れば実るほど頭が下がらないというのは、自重で折れて潰れるしかないし、こういうものは腐っても養分にならないので、どうにもならんなぁと思いつつ、帰りに犬のUNKが落ちてれば、この名刺はそこに差して帰ろうと決意した。

 学会は続くが自分の番も終えて、昼食も挟み、十分に疲れたので、いざ癒しの空間へ。疲れ果てているが、よい気分である。無事に終わって良かった。御帰宅のち、読むのを楽しみにしていた怪談『キリキザワイの怪』を読了。琉球怪談作家の小原猛さんの新刊である。読ませる筆致で戦中から現代へと「沖縄の今」を切り取っていく。よい読後感、余韻がのこる。

 たまたま人が少なかったのか、メイドさんたちも話しかけてくれ、珍しく、多く話した。発表も終え、知人の顔も見て、好きな本も読み終えて良い一日であった。帰宅後、UFO関連の新しい話をNetflixでみた。明日は休みたい。が、微妙に原稿が残っている。

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